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中古車選びの際のベルト系安全性チェック

自動車には色々な部品が使われていて、その数は10万点を超えるといいます。それぞれの部品には劣化が生じて故障に原因に繋がるものも多くあるため、車検の際にはしっかり点検を依頼して安全性に欠けるものは部品の交換が大切です。このような部品の中でもベルト系は中古車選びを行う際に大事な確認項目の一つといえましょう。車のベルトは普段あまり意識することはないけれども、もし走行中に切れたらどうなるのだろうか、部品に着目することで不安に感じる人も多いのではないでしょうか。自動車のベルトはゴム製で、いつかは劣化するものです。

 

例えば、輪ゴムが劣化すると引っ張っただけで切れてしまう、その劣化がさらにひどくなると触れだけでボロボロになってしまうこともあります。自動車のベルトは放置しておけばやがて切れてしまうこともあるわけですが、一般にベルト系といったときにはファンベルトとタイミングベルトの2つが中心になって来ます。ガソリン車の場合は、エンジンのクランクシャフトの回転運動を動力にしているもので、回転運動を各種部品に伝達するのがベルトですから、消耗などで切れてしまえばその回転運動を伝達できなくなる、走行中に切れると車は停止することもあるなど安全性能に著しく悪影響を与えかねないことがわかります。

 

ファンベルトは利用していない車種もありますが、このベルトはエンジンのクランクシャフトの回転から動力を取る、車を動かすために欠かせないエンジンの機構でもあるオルタネーター・ウォーターポンプ・エアコンのコンプレッサーなどに動力を伝達する目的の部品です。一方、タイミングベルトはエンジンのイグニッションやバルブ開閉など、タイミングに関わる部品に動力を伝える重要な部品でもあり、10万キロ以上を走行すると切れる可能性が高くなるといわれています。車検の際に整備士が点検を行ってくれますが、消耗していない状態であれば交換しないケースもありますし、この状態で中古車として販売されることもあるわけです。

 

そのため、中古車選びの中でもベルト系の確認は安全性の確認に繋がるもの、ベストは交換済みになっていることですが、消耗しているのか否かを目視でチェックすることも大切です。なお、交換済であるのか否かは車検証入れの中にある整備記録簿を見ればわかるようになっています。ただ、中古車販売店の中にはこの整備記録簿を破棄するところもありますので、破棄するようなお店では中古車を購入しないことも大切です。


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